ハーバル・バームの作り方

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肌につけるものはできるだけシンプルに

人間の肌は体の中でもっとも大きな臓器で、毒素を排出する働きやその表面に触れるものを吸収する働きがある。だから、「肌につけるものはできるだけシンプルに」が私のモットー。顔や体全体、髪の毛にもつけることができるこのバームはとっても万能でお好みでいろんなハーブのブレンドで作ることができる。今回は市販の無農薬のカレンデュラを使用。次は自分で育てたハーブを使いたくて、カレンデュラを育てている。つい最近自分で育てたものが収穫できたので、次回は全部自前のドライハーブで作ってみようかなっと思ってワクワクしている。作るプロセスも、なんか実験のような魔法の薬を作っているような感覚でとても楽しい。子供たちと一緒に作ると、きっと楽しいプロジェクトになるはず!。

材料

  • 非加熱圧搾のごま油、アーモンドオイルまたはグレープシードオイル、今回使用したのはごま油。ドライハーブが完全に浸かるぐらいの量。
  • ドライハーブ、今回使用したのはカレンデュラとラベンダー、使用する空き瓶の3/4程度まで入れる。
  • 蜜蝋(削ったもの) 出来上がったオイルに対して1/4の体積
  • エッセンシャルオイル、今回使用したのはラベンダー
  • 空き瓶

ハーバルオイルの作り方

まずハーブをオイルに浸けて、ハーブの成分をオイルに抽出します。オイルに直接熱を加えて温め、数時間で抽出方法もありますが、私は太陽の熱でじっくりと抽出する方が好きです。時間はかかるけれど、火に比べてオイルが熱くなりすぎないので、ハーブの成分へのダメージを最小限にして抽出することができます。

  1. ハーバルオイルを作る。煮沸消毒して完全に乾かした空き瓶にお好みのドライハーブを入れ、完全にハーブが浸かるまでオイルを入れて蓋をする。
  2. 直射日光を避けるため、オイルが入った瓶を紙袋などに入れて太陽が当たるところに出しておく。雨の日などは屋内に取り入れ忘れないように気をつける。
  3. 3週間〜6週間ほどでハーバルオイルの出来上がり。
  4. 布巾などでオイルを濾して、煮沸消毒をした瓶などに入れて保管する。使用頻度が低い場合は、直射日光・高温を避けて保管するか、遮光ガラスの容器に入れると1年ぐらは使用できる。オイルだけでも、肌に塗って使うことができます。

ハーバルバームの作り方

出来上がったオイルを使って、バームを作ります。今回の蜜蝋とオイルの比率はアメリカのハーバリズムの第一人者とも言われている、ローズマリー・グラッドスターさんを参考にしています。

  • 出来上がったハーバルオイルと削った蜜蝋を4:1の比率で準備する
  • 水気を完全に切ったボウルの中にハーバルオイルと蜜蝋を入れ、弱火の湯煎にかける。

蜜蝋が完全溶けたら、お好みのエッセンシャルオイルを数滴入れる。少し混ぜてから、スプーンでバームをすくって、冷凍庫に入れる。数分後にスプーンを取り出し、硬さを確かめる。指で触れて少し柔なくなってすくえる状態であれば出来上がり。硬すぎる場合は、ボウルに少しオイルを足したり、柔らかすぎる場合は、蜜蝋を少し足して再度温めて硬さを調節する。

バームが出来上がったら、煮沸消毒したガラスの容器かアルコール消毒した容器に流しこみ、そのまま粗熱を取る。縁周りが徐々固まり始めたら冷蔵庫に入れて冷やして固める。

カレンデュラの効能

  • カレンデュラは普段のお肌のお手入れだけでなく、傷口の消毒や火傷の治癒にも効果的
  • 抗炎症効果によって、肌の炎症を緩和させる働きがある。
  • 赤ちゃんのおむつかぶれや湿疹にも効果的

※【注意】初めて使用する際は、少量を肌につけてみて大丈夫な事を確かめてから使用するようにしてみてください。万が一肌の状態が悪化する場合は、使用を止めてください。

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