体調を理由に1〜2年ぐらい前から乳製品、卵、小麦、お肉を食べなくなって、それまでお気に入りだったレストランにも行くことがなくなりました。京都の北山にあるインド料理屋さんもそのうちの一軒。そこのカダイパニールというカレーが好きで、定期的に食べに行ってたなぁ。
カダイパニールはチーズ、ピーマン、玉ねぎがメインのトマトベースのカレーで、調べてみるとインド北部発祥らしいです。また「カダイ」という言葉は、カレーを作る際に使われる中華鍋のような深めのお鍋の事をさすそうです。地域によってはこのお鍋を「カラヒ」とも呼ぶそうで、インドを始め、パキスタン、ネパール、バングラデッシュやアフガニスタンの台所でも幅広く使われているだとか。
今回はそんなカダイパニールのピーマンたっぷりのカレーの味が恋しくて、お家でヴィーガン仕様で作れないか味を思い出しながら試作を数回重ねて行き着いたレシピ。動物性の材料を使わないだけでなく、グルテンフリーでお砂糖も入ってないのはボーナス特典。しっかりとスパイスのこくと食べ応えがあるので食制限をしていない人に満足してもらえるし、是非お家で作ってみて欲しい1皿です!
材料(3〜4皿分):
- 玉ねぎ(薄切り)中1個
- ピーマン(細切り)中4個
- ひよこ豆の水煮 200g
- ジャガ芋(乱切り)中3個
- ニンニク(すりおろし)3片
- 生姜(すりおろし) 2-3cmほど
- S&Bのカレー粉 大さじ2
- 生搾りのごま油、米油またはココナッツオイル 大さじ1と小さじ1
- カットトマト缶 300ml
- ココナッツミルク 400ml 1缶
- 水 150 cc
- メープルシロップ 大さじ1と1/2
- 塩 小さじ 1と1/2
- 炊いたご飯
作り方:
- 乱切りにしたジャガ芋をあらかじめ少し硬めに蒸しておく。
- カレー用の深鍋に中火で油大さじ1を温め、弱火に戻して玉ねぎを加え、少ししんなりとするまで5分ほど炒める。
- 鍋にピーマンを加え、火が通るまでさらに5分ほど炒める。
- ピーマンと玉ねぎを鍋の片隅によせ、空いたところに残りの油小さじ1を温め、ニンニク、生姜、カレー粉を加え、焦がさないように香りが立つまで1、2分ほど炒める。
- カットトマトを(※ホールの場合は手で潰しながら)加え、さらに5分ほど炒める。水分が少なく焦げやすいので、よく混ぜながら炒める。
- ココナッツミルク、お水、ひよこ豆、ジャガ芋を加え、ひと混ぜし、火を中火に戻して、沸騰させる。一旦沸騰したら、火を弱火にし、蓋をして材料に完全に火が通るまで、10〜15分ほど煮込む。
- メープルシロップ、塩で味付けをし、5分ほどさらに煮込んだら出来上がり。
注意点とポイント
- サラダ油や菜種油は消化管を炎症させたり、大腸の壁を傷つける働きがあるので、なるべく使わない事をオススメします。
- トマト缶を買う際は、なるべく原料がトマトだけで、「クエン酸」が入ってないものを選ぶようにしています。クエン酸も胃や腸に炎症を起こすため、避けた方が良いです。
- 塩は種類によって辛さが異なるので、分量分を何回かに分けて、味見をしながら調節をしてみてください。レシピに使用した塩はパウダー状のヒマラヤ岩塩です。
- 水分を追加する前にスパイスをきちんと炒めておくことで、カレーの風味が深く出やすくなります。
- ほんのり辛いカレーです。辛さが苦手な人や子供には少し辛く感じられるかもしれません。マイルドなカレーを作りたい場合は、カレー粉の量を調節するか、辛さが少ないカレー粉のブレンドの使用をオススメします。逆に辛さが足りない人はステップ4. で唐辛子パウダーを足して辛さをアップすることができます。
LEAVE A REPLY